ブロ山詣で その２０

６月３日、明日からジェイク・ギレンホールさん主演の「サウスポー」が公開されます。
思わずギレンホールさんと他人行儀（他人ですが）によんでしまうほど、ビルドアップしたジェイクです。
フォレスト・ウティカーさんは、丹下のおっちゃんのようです（あしたのジョー、リアルに読んでました）。

半年間、プロボクサーとしての特訓とか、体重を搾って、筋肉を作り上げたとか、まぁ、ジェイク
らしいといえば、そうなんですが、その前の「ナイトクローラー」で、短期間のうちに激ヤセしたり、
その後、すぐに「エベレスト」の撮影で元に戻して、その後またこの作品でビルドアップって。。。
なりきりジェイクとはいっても、あまり身体によくないなぁと、一ファンとして心配しますわ。
なんせ、彼も３０半ばになりましたからねぇ。

昨年、今年は、比較的、肉体を酷使しない作品に出ていたようなので、ちょっと安心してましたが、
新しい作品の話が出てきて、それが刑務所に長いこと入っていた麻薬中毒の男が、父親の復讐を
するために脱獄するとかいう話で、あぁ、また病的に痩せるのね。。。と思ったりしたんですが、
まぁ、とにかく身体には気をつけてほしいです。

さて、そのなりきりジェイク、ブロ山でも、若いながらも遺憾なく発揮してくれてますが、ここで
こんなになりきってくれてるというところが、いろいろ話題になったテントシーン、一夜目と二夜目
の話を書かせて頂きます。
ちょっと下ネタになってしまうんですが。
下世話なファンですみません。

海外のブロ山ファンが集まるサイトをあちこち見ている友人が、まだかなりはじめの頃、
「向こうのファンが、テントシーン一夜目でジャックが『fu** me』って言ってるって騒いでる。」
というメールを送ってきました。

えっ！マジで！？
急いでTUBEでその動画を探して観てみると、たしかに言ってる！それも、三回も！

もちろん、脚本にはない台詞です。友人のメールには続けて、
「二日目のテントシーンで、キスする前に、ジャックが小さく『come…』って言ってる。
僅かに唇が動くから、見て。」
と書いてあったので、私はまた、えっ！マジで！？と、再び
TUBEで動画を探して、またまた、ほんまに言ってる！とびっくり。

あんなに何回も観ていて、こんなにはっきり聞こえる台詞が全然わからなかったなんて、と落ち込ん
だりもしましたが、それより何より、
「すごいねぇ、ジェイク、ジャックになりきってるよねぇ。」としみじみと言った友人の言葉通り、
これはジェイクが、困惑しながらも自分のところに来てくれたイニスを演じるヒースに対して、最高
の演技で答えてくれたものだと思っています。

この二つのシーンは、どうしても拒否反応が出るという人（特に男性で）の感想もたくさん読みました。
それも、しかたないことだと思います。

でも、私にとっては、この二つのシーンがあってこそのブロ山だと思っています。

特に、二日目のテントシーンは、今観ても本当にきれいで切なくて、１０年の月日が胸に迫ってきて
涙が止まらなくなります。