はなまめぶろぐ

昔のエンタメから、今風?のエンタメまで、好き勝手にいろいろ書いてます(*^^*)

「アリー/スター誕生」鑑賞。

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うちの近所の映画館では、2日前に上映が終わってしまった「アリー/スター誕生」。

観に行こうかどうか、迷っていたんですが、やっぱり、あのライヴシーンが観たい!と
いうことで、ギリギリ観に行って来ました。

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この「アリー/スター誕生」の中で、かなり始めの方にあるライヴシーンの歌「シャロウ」、
アカデミー歌曲賞にも堂々とノミネートされてますが、これをまだ映画のかなり公開前に
車の中で、ラジオから流れて来たのを聞いた時、

「ま~、すごい歌いあげてるや~ん、誰と誰が歌ってるん?」

と思い、それがブラッドリー・クーパーレディ・ガガが映画の中で歌ってる歌だと
知り、この映画観に行こうと思ったんですが、年末、家の中をインフルエンザが吹き荒れ、
結局1月も後半になり、これはもうDVD鑑賞かな~と諦めかけ。。。

このシーンは、やっぱり大画面で観ないとあかんやろーっ!と思い、バタバタと観に行って
参りました。

この「アリー/スター誕生」、もとは何度も映画化されているものなので、どういう話
なのかはよく知られていて、それについては、今さら感という感想もちらほら聞かれたり、
この「シャロウ」を主役の2人が熱唱するシーンが1番の盛り上がりで、あとは尻すぼみ
では、という感想もあちこちで読ませて頂きました。

もちろん、すごくよかった、感動したという感想もたくさんありました。
レディ・ガガのファンの方は、概ねよかったという感想が多かったようです。

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レディ・ガガ、歌はもちろん上手いので、それについては、何にも問題なしだし、演技の
方もとてもよかったと思います。
これは彼女の映画だと思われた方も多かったようですね。

で、私はというと。。。

もう、途中から涙なしでは観られなかったんですねぇ。。。

何なんでしょう。。。?

これは年のせいなんでしょうか?
やたらと泣いてしまうのは。

ブラッドリー・クーパー演じるジャックが堕ちていく様子は、もう観ていてなんというか。。。
泣けて泣けてしかたなかったですねぇ。

オープニングからのライヴシーンで、ブラッドリー自身がギターを弾いて歌っているのは
トレーラーを観た時から、よくわかりました。

主演も監督も兼ねた彼が、ここで、口パク、エアギターなんて、あり得ないですからね。
ギターもキュンキュンできるまで練習したとか。

えらい!

「シャロウ」のシーンで、アリーの歌を迎える、彼の余裕のギタープレイは、なかなか
堂にいったものですわ。

フラフラになりながらの、「プリティ・ウーマン」は、ギターなかったら、こんな感じなんや~と、ちょっと笑えたりして。

プリティ・ウーマン」、ヴァン・ヘイレンもやってましたからね。
エディーのギターで、よく親しんだ曲であります。

ジャックがお酒とドラッグに溺れていく様子は、たしかにあまりにも、こういうスターの
堕ちていく典型で、今さら感なのはわかるんですが、あのはじめのいくつものライヴシーン
で、何千、何万人の観客を酔わせる力を持つ彼が、何でこうなっていくの?と思っていたら、
観ている私の頭の中に、何人ものスターの顔が浮かんできまして。。。

そうしたら、もう涙がだーっと出てきて止まらなくなってしまったのでした。

あぁ、今まで何人のスターを見送ってきただろう、その中には、コンサートに行って、
大音量の中にどっぷりと浸り、「もう、このまま時間が止まってくれたらいいのに。」と
思わせてくれた人もいたのに。。。

なんであんなにたくさんの人を陶酔感に浸らせてくれる力と才能がある彼らが、こんなに
堕ちていってしまうのか。。。

もちろん、才能が枯渇したり、人気があることによっての弊害とか、彼らには彼らの辛い
現実があるのはわかるんです。

でも、その才能でたくさんの人を幸せに出来るなんて、本当にこの世で一握りの人間で、
その命が失われる時、その才能も失われてしまうんですよねぇ。

もったいないんだよーっ!!!

どうしようもなくなり、その命を絶ってしまった人、自らそういうことはしなくても、
その道筋を作ってしまった人、いろいろいたなぁ。。。


映画館の椅子に座った時は、まさか、そんな気持ちになるとは思いもしなかったので、
終わった時は、すぐには立てませんでした。

そういえば、姉が、あのマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を友人に誘われ
観に行った時、「マイケル、ちょっと苦手なんやけどな~、まぁ、付き合いやから。。。」と
いう感じだったのが、映画観終わった後、大泣きして立ち上がれず、誘った友人にドン
引きされたという話を思い出しました。

あの時、姉は「これほど才能ある子が、なんでこんなに早く亡くなってしまったのか」と
思うと泣けてしかたなかったとか。

ほんと、それがしかたないことだとしても、残念としかいいようがないですねぇ。

私にとっての「アリー/スター誕生」は、ジャックの転落があまりにも辛かった。。。
ということなのでした。

でも、こう思ったのは、やはりブラッドリー・クーパーが、歌とギターを頑張って、ライヴ
シーンを盛り上げたからだと思います。

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彼も、亡くなって、あまりにも残念な人がいたんだろうなぁ。