オアシスカップル スタハチ その1
前回書いた、ブロ山のイニスが観ていた「刑事コジャック」、DVDで字幕を英語にすると、テレビの
中の台詞が画面に出てきます(ちょっとびっくり)。
ついでに日本語で観ると、テレビの中の台詞が日本語で流れてきて、思わずぷぷっと笑ってしまいます。
何でかと言うと、このテレビの画面が次のシーンに移るちょっと前にドラマの中にもう一人、銃を持った
男が現れるからなんですが。
このエピソードのタイトルは、「Down a Long and Lonely River」。
日本語タイトルは、「燃える復讐の鬼」。
何なん?そのタイトル、と突っ込みたい
くらいなんですが、70年代の向こうのドラマの日本語タイトル、
こんなのが多かったような(笑)。
で、燃える復讐の鬼って、彼なんですが。。。
「あっ(*゜Q゜*)!」と思った方は、ちょっとお年が上の方ですよね。
彼の名は、ポール・マイケル・グレイザー。
知る人ぞ知る、70年代後半に日本でも人気だった「刑事スタスキー&ハッチ」のスタスキー刑事です。
この「刑事コジャック」がどうしてブロ山の中のテレビで流れていたのかなぁと考えると、やはり
この年にヒットしていたドラマとしてだと思うんですが、(ぼ~っと観てるだけとはいえ、イニスも観て
るんですもんね)それにしても、ポーリー(ファンはこう呼んでます(笑))がブロ山にこういう形で出る
なんて。。。と、スタハチファンはびっくりなんですが、なにげに皆さん、喜んでたりして。
この「刑事コジャック」の出演の後、ポーリーは、「刑事スタスキー&ハッチ」のパイロット版に出演
し、大好評で迎え入れられ、スタハチが正式な連続ドラマとして製作されることが決まりました。
この「刑事コジャック」に出ていた時の彼は、「とにかく仕事が欲しかった」という役者でした。
スタハチが始まったのは、1975年、ブロ山ではイニスが離婚した年です。
で、ちょっと調べると、このスタハチの主演の二人、スタスキーのポール・マイケル・グレイザー、
ハッチ役のデヴィッド・ソウル、イニスとジャックと同い年なんですよね。
物語とはいえ、方や山の中でひっそりと関係を続けていて、32歳辺りから、その関係もちょっと微妙
になってくる二人と、同じく32歳辺りから、人気者になっていく二人。
同年代だったんだなぁと、分かった時、ちょっとしみじみしてしまいました。
まぁ、スタハチは、刑事ドラマのバディものでゲイではないんですが(あたりまえ)。。。
でも、二人の仲が良すぎて、ゲイじゃないの?と言われたほどのドラマだったんです。
日本でスタハチが放送されたのは、(民放でゴールデンタイムだったんですよね)私が大学生の時
だったんですが、腐ではない友人たちが「あの二人、おかしいよね。」と、言うほどの仲の良さ。
当然、腐っている私をはじめ、いつもの友人や姉、幼馴染み(はい、私の周りは腐ばかりだったんです)、
全員、大ファンでしたわ。
このデヴィッド・ソウルと、ポール・マイケル・グレイザー、デイビーとポーリーと呼んでるんですが、
現在、二人とも70歳過ぎて、じじいになりました。
そりゃあ、あのスタハチの頃の面影もなくなってしまってますが(ポーリーはまだあるんだけど、デイ
ビーがねぇ(苦笑))、でも多くのファンは、ずっと彼らが大好きなんです。
なぜなら、彼らは、ドラマの中のスタハチそのままで仲がいいからなんですよね。
ドラマの中では親友同士でも、実際は仲が良くないとか、共演が終わればもうさよならで付き合いも
何もない、というのではなく、この二人はじじいになっても微笑ましいくらい仲が良くて、ファンに
とっては本当にありがたいカップルなんです。
ブロ山の二人、イニスとジャックに萌え、ヒースとジェイクのファンになり、その先、悲しいことが
あり。。。
とか、もう一つ、どっ嵌まりしたカップルもいろいろあり。。。
とかで、落ち込んだ時、逃げ込むのがこのオアシスカップル、スタハチのデイビーとポーリー。
最近、身体の方がちょっと心配なんですが、いつまでも元気でいてほしい彼らです。
今から40年前のドラマでも、ファンはしっかりMVを作ってくれてます。
向こうのファンの熱い思いには頭が下がります。
スタハチときたら、この車でしょ、の赤い稲妻こと、トリノに乗ってるシーン満載のビデオと、仲の
いい写真満載のビデオです。